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岡山県立森林公園 自然観察会
植物療法を学び直している時に、一番はっとさせられた言葉
『人は自然から遠ざかるほど、病気に近づく』
自然ってすぐそばにあって、いつも歩く道端にさえ、かわいい草があったりするのだけど。。余裕がない時って、その存在そのものに気付かなかったりしますよね。
例えばBIOの製品を使っているからといって、自然食品を食べているからと言って、全く自然と触れ合っていなかったら、それはまさに「不自然」なこと。。。
そんなことを考えていたら、すごく森へ行きたくなって
ちょうどよいタイミングで自然観察会があったので、初めて参加をしてみました!
今回は樹木医の國忠先生がガイドをして下さるという貴重な機会。
先生は巨樹や老樹の治療をされていて、西日本では3人しかいない、桜専門の委員なんだそう。
先生のお話はどれもこれも本当に興味深くて、知らないことだらけでした。
30年は使っているという、蒜山で手作りされたガマのリュックがすごくお似合いです!
10月末ですが、この日はすごく寒くて。。
こちらのあたりではまだ全然見られない紅葉も進んでいました。
かわいい苔があちこちにあって、触ったり写真を撮ったり♡
なぜか昔から苔が大好きです。
先生に教えて頂いて体験したこと
その①
キハダの小枝を剥いて、内皮を噛んでみました。ぬめりがあってすごく苦い!
これは健胃薬になるとのことで、まさに良薬は口に苦し。。
枝の中はとても綺麗な黄色で、染料の材料にもなります。
その②
ミズメの枝を折って嗅いでごらんなさいと。
するとサロンパスの香り!サリチル酸だ!
家材にも使われるそうなので、やはり防腐作用の強い木なんだろうな。
森林公園の植物は採取したり、もちろん傷つけてもいけないのですが
これらの材料は先生の魔法のポッケから出てきました(笑)
ポッケからはハサミやルーペ、熊の爪まで出て来て、ほんとドラえもん状態。。
参加者の方々はどう考えたって自然が大好きな人たち。
年齢層は高めでしたが、80歳でもどんどん登って行かれる方も・・!!
うーん。見習いたい。。
六本杉の観察。
このうち1本はヒノキなんだそう。
先生曰く、雪の重みなどで枝が垂れたりして、取り木のような感じで増えていったんじゃないかと言われていました。
ここの空気感は他と違って、なんていうか「気を感じる」ようでした。
樹だけに、、、( ´∀` ) 笑
森林公園は今まで何度も行っていましたが、こうした観察会に参加したのは初めて。
先生のお話も、みなさんと歩く時間も本当に楽しかったです!
先生は狩猟の許可もお持ちなので、私たちにはわからないフィールドサインもたくさん教えて下さいました。
動物たちが食べたあと、寝たあと、角を研いだあとなど。
それもすごく新鮮でしたし、自然は人間たちだけの物じゃないって、ちょっと背筋が伸びる感じでした。
やっぱり森はいいですね~
冬の間は閉園ですが、また春になったら歩きに行こうと思います♡