Diary
フランスで暮らすように旅をする
私はアロマセラピストですが、植物全般に興味があります。
精油を使って施術をしたり、色々な形で生活に香りを取り入れるだけでなく
色んな植物を育て、食べたり飲んだり、染めたり。。
とにかく衣食住の中で、植物と一緒に居たいのです。
フランスは歴史的に見てもメディカルアロマ発祥の地と言えますし
人々の暮らしの中に「植物療法」としてアロマテラピーやハーブが根付いています。
私はどうしてもそれを体感したかったのです。
このリンデンの樹は、私にとって生涯忘れられない樹です。
私が滞在していたのは、ブルゴーニュ地方にある、ムヌーという美しい村です。
村にはお城と教会があり、そのすぐ近くに、この樹がありました。
滞在中は毎日眺め、少しずつ開く花の様子を観察し、香りを堪能しました。
こちらがそのお城 château de menou
お屋敷の中ではラベンダーが咲いていました。
このお城、なんと一般の方が居住されています。
近所にお城があるっていうのもびっくりですが
「家がお城」って、さらにびっくりです(;^_^A
そして薔薇のベストシーズンだったので、村のあちこちで良い香りを漂わせていました。
ハーブがとにかく元気なんです。輝いている感じ。
エルダーフラワーも満開!
まったく雨が降らなくても萎れたりせず、強い日差しの中で逞しく咲いています。
摘み取ったハーブをフレッシュで飲んだら、おいしいこと!
その味からも生命力の強さを感じました。
この気候がハーブに力を与えているのだとわかります。
現地の方や、世界を旅した友人にも飲んでもらいましたが
「こんなおいしいハーブティーは初めて飲んだ」と言ってもらえました♡
やったー!
いやいや、でもそれはハーブが素晴らしいからですよね(笑)
そして、村の様子から人々が自然を大切にし、愛していることがひしひしと伝わってきます。
観光客などひとりもいない村ですが、どこを見ても美しい。
除草剤などもってのほか、毎日誰かが草刈りをしています。
お庭で摘んだお花たちでスワッグを作り、玄関に飾ってみました♪
お買い物をして、掃除して、洗濯して、ごはん作って、庭仕事して
本当に暮らすように旅を続けました。
BIOcoopでお買い物
ここで売られているものは全て有機栽培で、野菜や果物、お砂糖なども量り売り。
紙袋に入れてくれますし、マイボトルなども持参できます。
どんな時も環境への配慮を忘れません。
ホームセンターのお花売り場
お花なら私にもわかるぞ、と嬉しくなりました。
植物に国境はなし!(笑)
村のはずれにあるハーブの生産者さんも尋ねました。
オランダ人の方が、有機栽培で食べられるハーブを育てていました。
馬、ロバ、ニワトリもいて、馬場ができるぐらい広い・・・!
本当に憧れる暮らしです。(ため息)
滞在していたおうちの前にはラベンダーがたくさん!香りも強いです。
中世の街並みが残るDONZYにも行きました。
薬局に行き、事前リサーチしていたものを、色々と購入することができました!
フランスの薬局では、薬剤師や植物療法士が相談に応じてくれ
アロマテラピーやハーブをアドバイスしながら選んでくれます。
一歩足を踏み入れたら、本当にハーブショップみたいな香り!
私のお店に来られた方はみなさん「いい匂い」と言われますが、まさにそんな感じ。
フランスは本当に植物療法の天国でした。。
あぁ、愛しのリンデンフラワー
はちみつみたいな香りで、ティーにすると、美しく澄んだ黄色です。
フランスはどこまでも雄大で
人々は心から植物を愛して暮らしています。
だから、植物も人を愛してくれるんだと思います。
フランスで実感した「植物療法」
それは特別なものではなく、身近にある自然の中で生まれていくもの。
私もこれからもっともっと深めていきたいと思います。
この旅を綴った、手作りのphotobookはお店に置いてあります。
日記では紹介しきれない、たくさんの美しい写真集です。
どうぞお手に取ってご覧下さいね♡